2010年12月22日水曜日

MAMMUT PULSE Barryvoxを購入④

前回「MAMMUT PULSE Barryvoxを購入③」からかなり間が空いてしまいました。
実はちょっとコレを書くのも息切れ気味。
本当はMAMMUTビーコンの使用インプレなども書きたいんですが。
ということで駆け足で行かせてもらいます。

選んだ理由その① カッコイイから!



身近にこのビーコンを持ってる人が居なく、ショップにも置いてありません。
ので、写真で見ただけの印象ですが、素直にカッコイイ!
アイテムとしての機能美を感じます。
購入意欲にビシビシ刺さってきます。

さらに「バイタルサイン(埋没者の生存信号)の送信」「ビーコン同士で情報をやり取り」などというマニアックな機能も、天邪鬼的好奇心を刺激してくれます。
(日本で売られているモノは、電波法の関係で使えなくしてあるそうです。残念。)

あと3本アンテナデジタルビーコンの中では比較的安かった。
PIEPS DSP  \65,100-
ORTOVOX S1 \69,825-
MAMMUT PULSE Barryvox \62,000-

いずれも定価ですので、ネットで検索すると並行輸入も含めてもっと安い価格でだしてある所も見つかります。
しかしビーコンのような精密機械に関しては、故障時のサポートやバージョンアップの事を考えると正規品を購入した方が後々面倒は無いかな、と考えました。

という事でMAMMUT PULSE Barryvoxに決定。
好日山荘に注文し、4日後には届きました(立山の山スキーに持って行きたかった)。

次は、MAMMUT PULSE Barryvoxを実際に使ってみてのインプレや、充電用電池(エネループ)を使用した時の具合なども書きたいと思っています。


ちなみにコレを書いている現在(平成22年12月)、ARVA LINKという新機種が山岳雑誌の広告ページ(私は岳人で見ました)に発表されてます。
ARVA LINK
ARVA LINK
金額が\54,600-
電池も単四電池×4本使用
最新型だけあって「32ビットプロセッサ内蔵」とわざわざ謳っており高性能が期待されます。
黒一色という姿もありそうで無く、なかなかカッコイイのでは。
ちょっといいなー。
などと言ってたらキリがないです。もう買っちゃったんだし。

2010年12月20日月曜日

【山行報告】白馬乗鞍山スキー

日時:2010年12月19日(日)
メンバー:高橋、浅瀬、吉野

朝5:00、金沢を出発、7:30栂池スキー場駐車場に到着。
駐車場には車が沢山いて、「これ皆山スキーヤー?」とビックリしてたらほとんどがゲレンデスキーヤーでした。

8:00、始発ゴンドラに乗り込み、8:30頂上駅に。
風無く、雲無く、絶好の山日和の青空の下、林道のトレースを追いかける。

9:30、成城大小屋。
トップの大パーティーは「自然園の方へ行きます」との事で、前日のツボ足トレースの上にシールを走らせる。樹林帯の中はラッセルがあって楽させてもらいました。
途中でツボ足パーティーの方が下りてきたので、「トレースありがとうございます。ラッセル大変でしたでしょう」とご挨拶。

天狗原の上は傾斜が出てツボ足トレースの上は歩きにくくなる。
「吉野、上りにくかったらトレース外していいよ」とアドバイス。

12:00、白馬乗鞍山頂に到着。
風はさすがに強いが、それでも白馬乗鞍にしては大人しい方。
お昼になっても気温はさほど上がらず、雪質は期待できます。

白乗の山頂はガリガリ君(携帯写メなので画質はペケ)
さぁ行こう。シールを外してトップで斜面に滑りこむ。
ヒャホーー、パウダーを撒き散らして雪面に身体を預け気持ちよくシュプールを刻む。
「シーズン中こんないい雪にはめったに会えない!」「ほんと気持よかったです」「いやー最高!」と口々に大絶賛。
振り返り見上げる自分のシュプールを眺めてウットリ。と、滑り降りた右手には手付かずのバーンが。「もう一本いっとく?」行きましょう!

はるか下に高橋クンのシュプール。さあ滑りますよー

標高差約300mを一気に駆け上がり、新しい斜面にドロップイン!
こちらも最高!雪を巻き上げて滑り下りる。ハァー満足です(ウットリ)。

下りは自然園の方へ強行突破ルートを選ぶが、これが大失敗。谷筋は水音、樹林はまだバッサバサ、で最後は板を脱ぎやっとやっとで自然園へ。

あとはトレースに乗って高速道路を滑り下り、15:30にゴンドラ頂上駅に帰着。
朝、ゴンドラ往復券(\2,500)を購入してあったのでゴンドラに乗り込むが、ゲレンデの雪は下まで繋がってた。あーもったいな。
トータル大満足の山行でした。

2010年12月8日水曜日

山行報告【五竜遠見尾根】

日時:平成22年12月4・5日
メンバー:横田、浅瀬、下村、中村

正月山行に向けてラッセル・ボッカトレを計画。
皆の衆、がんばるぞよ!

12/4 晴
8:20、うっすら雪が積もった五竜スキー場の駐車場には既に横田さんが車の中で休憩中。
遠路、東京からはるばるお疲れ様です。
準備を整えてる間も、8:15始発のテレキャビンは動かない。まさかここまで来て運休か?

9:00、テレキャビンは風で様子を見ていたようだ。無事にテレキャビン乗り込む。
他にはカメラを持った一般の方が一人だけで、登山者はいない。
9:31 テレキャビン終点は風が強い!


テレキャビン駅を出るとかなりの強風。
もちろんトレースは無い。さあ思う存分ラッセルだ!
11:55 新雪ラッセルに手こずる

雪は昨日までのフカフカ新雪がたっぷりあって、ワカンでも膝~腰下ラッセル。
メンバーで交替しながら徐々に高度を上げていく。
天気快晴、視界明瞭、汗ダクダク。

15:20、あまりの激ラッセルに予定より全然進まず、小遠見尾根から下ったコルでテントを設営することに。
ここで、横田さん指導の元、ザックを使用したシェルター構築訓練を行う。
14:59 ザックを用いたシェルターの構築トレ

しかしシェルター天井が薄く崩壊。
下村残念やったなー、ビバーク訓練ができなくて。
「わ、私ですか?えっ、えええーー?!」

晩飯は特製豚キムチ鍋に舌鼓。
夜景撮影にチャレンジ。何が映るか行き当たりバッタリ


12/5 晴
計画では全装を担いでボッカトレ、と思っていたが、それじゃあ前進できないよね。と荷物をデポする。

6:40、出発。昨日よりかは少し雪も締まったかな?
朝日を背に受けながら、交互にラッセルを繰り返す。
6:17

6:48

軽量級の中村さんがパワフルにトレースを刻み、重量級のメンバーは追いつけない。
中村さん足強いねー、頼もしいね(はーと)。
9:26

西遠見山の登りでアイゼンに替える。
鹿島槍北壁のヒマラヤ襞が左手に眺める。

11:00、テレキャビン最終16:30を考えるとここでタイムアップで引き返すべき時間。
でもここまで来たら白岳まで踏みたいよね。ギリギリだけど頑張るか。

12:00、白岳山頂に立つ。
11:56 (レンズの中央が寒さのあまり結露 ToT)

五竜岳の威容、劔岳から北方稜線の山並み、足下に延びる自分たちのトレース、はるか日本海を超えてきた風、冬山だーー!!

寒い寒い、さぁ帰ろう。
高速道路の下りを駆け下るが、行けども行けどもテントまで辿りつかない。意外と遠かった。

中遠見山までは、今日10人程上がってきたようで、トレースがよく踏まれている。
テントを片付けて、ギリギリセーフでテレキャビンの最終に飛び乗る。

下山後は、中村さんオススメのステーキ屋さんで300gのステーキ(1000円)を喰らう。

2010年11月29日月曜日

MAMMUT PULSE Barryvoxを購入③

ビーコンの検討②


オルトボックス 3+(スリープラス)と併せて候補に上がったのは、最近ビーコンを購入した方の中でも評判が良く、北陸雪崩の講師の中でも所持率の高い「PIEPS DSP」。
PIEPS DSP

中山建生先生も、「プログラムのバージョンアップ(Ver.6.2)をしたPIEPS DSPは解析速度が格段にアップした」と言われており、
また、ドイツの雑誌でのテストでも高評価を得たというポスターも見たことがあります。
これで決まりか?

しかし、天邪鬼の私が囁きます。
「そんな『みんなが持ってるから』という安易な理由で選ぶの?」と。
さらにデザインが、あまりにもプラスチック。これ、6万5千円もするようには見えない。
確かに人に見せびらかせて楽しむモノでは無いのですが、それでも、ネェ。
あとデザインに関連しますが、捜索時や電源OFF時にプラスチックのバーが本体からはみ出す形になるのもイマイチ納得がいかない。
捜索時に2次雪崩に襲われた際、本体からはみ出したプラスチックバーを叩いて瞬間的に「発信モード」に復帰させる為のデザイン(機能)だと思いますが、それでももう少しなんとかならないものか?
と、機能・性能・操作性と共に大変良いモノである事は頭では納得できるのですが、購買意欲にまで突き刺さってこない訳です。
んー、「PIEPS フリーライド(シングルアンテナデジタルビーコン、単三電池一本駆動)」はカッコいいんだけどな・・・。

PIEPS フリーライド

MAMMUT PULSE Barryvoxを購入④へ続く


2010年11月26日金曜日

MAMMUT PULSE Barryvoxを購入②

ビーコンの検討①

※注意※
以下は、あくまで私がビーコンを選択した経緯であって、私個人の独断と好みと天邪鬼的好奇心に満ち溢れた偏っているであろう考えに基づく判断であって、特定のビーコンを推薦している訳でも、反対にダメだと言っている訳では決して無い事を前提としてお読み下さい。本当にお願いします。


さて、ビーコンを買い換える事を決意しましたが、現在購入できるビーコンは多種多様にあります。
さて何を買おう?
と、そこで自分がビーコンに求める条件を挙げてみました。

1.捜索範囲が広い
2.デジタル3本アンテナである
3.複数捜索が可能
4.電池を複数本使用する
5.できれば安価
6.できればカッコイイ

「4.電池を複数本使用する」という事についての補足が必要ですね。
ただし、私個人が推測で考えた事であることを前提として聞いてください。
ビーコン、それもデジタル3本アンテナの解析をするマイコンを搭載した電子機器の安定動作には、安定した電圧が必要である事は想像に難く有りません。
雪崩捜索時にヤッケから取り出し、寒風にさらされ急激に温度低下をするビーコン。
これが電池1本で駆動しているビーコンでは、この急激な温度低下により電圧降下等を起こす事があるのでは?それによりビーコンの動作が不安定、また動作しないような事があったら?
それが電池複数本での駆動であれば、互いがバックアップして動作してくれる事が期待できます。

ということで、一般的なビーコンに使われている電池の数と、電池の重さを記します。
単三電池×1本駆動:23.5g
単三電池×2本駆動:23.5g×2本=47.0g
単四電池×3本駆動:11.4g×3=34.2g

電池の重量は、電圧の安定性と相関関係あると考えると(電池のシェル部の重さがあるので厳密な比較にはならないし、そもそもこの根拠も勝手な思い込みです)、

単三電池×1本駆動:23.5g
↓45.5%安定している
単四電池×3本駆動:11.4g×3本=34.2g
↓37.4%安定している
単三電池×2本駆動:23.5g×2本=47.0g


以上を踏まえ、カタログを見た時にデザインだけで「欲しい!」と思ったビーコン「オルトボックス 3+」を見てみます。
オルトボックス 3+(スリープラス)

すごくカッコイイビーコンです。
機能も、デジタル3本アンテナ、複数捜索対応は当然、さらに「高度な位置認識によってアンテナの位置を分析し自動的に最高の送信アンテナに切り替えます」という機能も天邪鬼的好奇心を刺激してくれます(推測ですが、一番水平に近いアンテナから信号発信をしてくれる、という機能じゃないかと)。
しかし、電池が単三電池1本である事、さらにこの事と関係すると思われる捜索範囲が約43mとやや狭い事で、選択肢から消えることになりました。
残念・・・。

ビーコンの検討②へ続く

【山行報告】恒例の立山初滑り

日時:11月20日~23日
メンバー:横田、浅瀬、吉野、中村、(野口、梅田:さわわらし)

11月20日(土)晴れ、ドピーカン
朝、真っ暗な立山駅チケット売り場に並び、8:00始発のチケット(40周年記念で4190円が2520円に!)をゲット。
9:40には室堂に到着。
ドピーカンの空!雪を頂く立山!肌を刺す冷気!ウーン、タテヤマーッ!!

10:10 ドピーカンです!
 
4日分の重荷を背負って雷鳥沢へ。
日帰り軽装の、野口・梅田Pが雷鳥沢を登り始めるのを尻目にベース構築。

それでは早速行っときますか。と、約半年ぶりのシールを効かせて雷鳥沢に取り付く。
13:12 雷鳥沢を詰め上げる
途中で、野口・梅田Pが「ひゃほう」と滑り降りてくる。ニコニコですねー。

剣御前小舎から、剣沢を軽く一滑り。
が、見た目に反してモナカとフワ雪のミックス。さらにビンディングの調整不足もあってハデに転けました。

14:02 剣沢をひと滑り
登り返しての雷鳥沢は、シュプールだらけ。そこを時々板をガリッとさせながら滑り下る。

夜はビールとワインとウィスキーで更けていく(ほとんど私が持ち上げたのだぞ)。

18:49 満月に照らされる真砂岳

11月21日(日)晴れ、ドピーカン
晴れ渡った空の下、真砂岳への尾根をガシガシ登る。
2Pで頂上直下に到着。本日は中村さんが室堂に上がってくるので、お迎に行くためここでパーティー分け。
尾根横の日陰のパウダーに気持よくシュプールを刻む。いやっほー♪


横田さん・吉野は真砂岳から内蔵助カールを滑ったそうな。そちらも楽しかったとのこと。
雷鳥荘の手前で中村さんと合流。
「来れると思ってなかったのですごくウレシイです」とはこちらもウレシイ事を言ってくれる。

さて、中村さんはツボ足なので、私も兼用靴にアイゼン、手にはピッケルを装着。
では先ずは足慣らし、と朝登って下ったばかりの真砂岳への尾根に取り付く。
11:47
ここは先輩らしくカッコイイとこみせないとね、とガシガシ登ると途中でバテた。中村さん足強いわ。
13:09 真砂岳から

真砂岳ピストンの予定を、中村さんの歩きがしっかりしてるのと、天気もいいことだし別山~雷鳥沢へと周遊することに。

横田さんは土日で下山し、吉野とはテントで合流。
「立山の夜は寒いぞー」と冬山泊り初体験の中村さんをさんざん脅したが、曇に覆われた立山は暖かかった。


11月22日(月)強風と強雪
天気予報は悪い上、見上げる空にもドンヨリ雲。
奥大日岳へとピストン計画だが、とりあえず行けるところまで行こうか?、と山スキーとワカンとを装着して出発。
途中で稜線が痩せてくる所でしばらく悩む。
「行くべきか、行かざるべきか・・・」
メンバーの力とルートの困難さを考え、行ける&経験を積む事を選択。
「よしっ、ガンバだ」

途中で雲につかまり、降雪が強く、風も強く、どころか強風にバランスを崩しそうにもなりながら、頂上らしき所に到着。
視界が無くてよく分からん。
山は下山するまで終わらないんだからね、とスキーシールはつけたまま慎重に下っていく。

「風が強くて、冬山だーっ!て思いました」(by中村)
これも良い経験になったでしょう。

早々にBCに帰ってきたので、簡単にビーコンと滑落停止の練習。
が寒いので、簡単に形だけ触った感じで終了。こうした練習は繰り返しが大事なんだよ。


11月23日(火)ガスと雪、視界悪
7:07 夜間に20cmほど降った

夜半からの雪は20cm程か?
雷鳥沢を滑ったら気持いいだろうね。と後ろ髪を引かれる思いでBCを撤収。室堂で荷物をデポする。
軽く一の越~立山に行きますか、と出発。

8:16
吉野が4日目でさすがに足に来たようで、途中でギブアップ。
パーティー分けをして吉野はここで下山。

浅瀬・中村で一の越に上がる。
が、ある筈の小屋が無いぞ?とウロウロして、「あれ?ここ浄土山の下?」という事にようやく気付く。
「視界の悪い中を先行者のトレースに従ってロスト」という典型的な『ヤッチャイケナイ事』をやらかしちゃったみたい。
中村さん、いい勉強になった?

ここで浄土山に登る選択肢も考えたが、悪天に視界が阻まれルートが判別出来ず、ここは『勇気ある撤退』とする。

あとは下山して、亀谷温泉(600円)に入って、小矢部川の豚汁定食(900円)を食べて帰る。

2010年11月19日金曜日

MAMMUT PULSE Barryvoxを購入①

ビーコン購入の経緯


長年愛用してきた「アルペンビーコン AB1500」。
最近ではほとんど見ない、1本アンテナのアナログビーコンです。
この無骨な四角形をした国産ビーコンの大きなメリットは、『リチウム電池が使える』という1点。
北陸雪崩講習会でお世話になっている中山先生の意見を取り入れ、リチウム電池を使用する事で長時間発信が可能となっています。
その時間、なんと1500時間!
電池さえ新品であれば、62.5日、なんと2ヶ月もの発信が可能。
通常のアルカリ電池を使用するビーコンが、発信時間200時間程度であることを考えるといかに長時間であるか分かりますね。
さすがMADE IN JAPANです!

といっても熊の冬眠じゃあるまいし2ヶ月も雪の中で生存してる訳はなく。
『最悪、カラダだけでも捜してもらえるかな』といった理由です。
例えば2月に雪崩で埋まったとしても、4月にビーコン捜索して発見されるかも?
そんな事故事例を聞いた事はないのですが、あくまで可能性としてはありでしょう(設計思想としては間違いなくそれを狙ってると思います)。

との思いで長年アルペンビーコンを使用してきましたが、近年、3本アンテナのデジタルビーコンが一般化して来、発信は問題が無くとも、さすがに捜索時間ではテキメンに差が出ます。
「アルペンビーコンも慣れればデジタルと遜色ないよ」と強がってみても、全く歯がたたない。
山行のリーダーとして山に入るからには、「自分のカラダを捜してもらう」よりも、「早く仲間を捜し出す」方がよほど大事となり、
さらに北陸雪崩講習会の講師を仰せつかることになり、そうなると生徒が皆デジタルビーコンを持ってきているのに、講師が1本アンテナのアナログビーコンではそもそも教える内容が違ってきます。

と、そんなこんなの事情からビーコンの買い替えを真剣に考える事に。

浅瀬

「MAMMUT PULSE Barryvoxを購入②」へ続く)

2010年11月13日土曜日

「いまだ下山せず!」宝島文庫 泉康子(著)

猛吹雪の冬山で行方不明になった3人の男たち。懸命にその足跡を追う仲間と家族。やがて浮かび上がる最大の謎…彼らは最も危険な“冬の沢”を下ったのか。それは、なぜ!? 事実を積み重ね、推理を検証して「真実」に迫る、感動のヒューマン・ドキュメント!!


10年以上前の学生時代に読み、衝撃を受けた本。
昨年2009年に「新装版」として再版されたと岳人で読んで、もう一度読みたいと思っていた所、古本屋で見つけて、一気に再読しました。

やはり、同じく衝撃を受けました。
それも学生時代よりも大きく・・・。

遭難に至る遭難記や、一線を危うく逃れた生還記とは全く趣の違うこの書。
「遭難後」に残された者達の心情、苦労、衝突、涙、そして時に仲間同士での笑い(!)などまで余すことなく書かれており、良質な遭難捜索ドキュメンタリーとなっています。
しかし良質な遭難捜索ドキュメンタリーであるということは、「自分達は果たしてこれだけの組織力とエネルギーをかけて事にあたれるのか?」という反問となり自分に返ってきます。
その意味では大変に辛い書でもありました。

山岳会という看板を掲げる以上、「遭難」は常に頭にある課題です。
無論それは「遭難防止」という意味において使われますが、自然という大きな存在の前には、自分達はあまりにチッポケです。
どんなに鍛えても頭は岩より固くならないですし、雪が溶け出す0℃は凍死するには十分過ぎる寒さです、鹿やカモシカのように草を食べて生きながらえる事もできません。



話が逸れましたが、本書は山岳会に籍を置く者はもとより、山に登る人全てに勧めたい良書です。

2010年11月9日火曜日

白山の某岩場

日時:10月2日
メンバー:鮎川、浅瀬
場所:白山の某岩場

昔、某H氏が登ったと云われる白山の某岩場へ。
民家にも近い為、とりあえず「某岩場」とさせていただきます。
駐車場から徒歩+徒渉で5分で取り付き。

遠目にはカチッとした岩に見えましたが、とりついてみるとボロボロ。
リードは落石に注意しながら登らないと危険キマワリなし。
当初狙ったラインはこのボロボロ岩に阻まれて断念。
さらに上部は少々かぶり気味と、かなり悪い。

徒渉は大したことない

パッと見はカチッとした岩に見える

この先がボロボロ。ハーケンもナチプロもダメ

福井の某岩場

日時:10月16日(土)
メンバー:鈴木、下村、浅瀬

遠路はるばる鈴木さんが大阪から来られます。


これは歓迎しないといけませぬ、という事で、前から気になってウズウズしてた、福井県の某岩場に行くことにしました。
「某岩場」などと言うのは勿体ぶってるのでは無く、最近関西のクライマーが新たにルート整備をされており、まだ正式に発表されてないと思われるから。

ドドーン!と波が打ち寄せる音が近く、波しぶきも風にのって飛んでくる。ボルトが錆びるよー。
誰もいないと思ったら先客が、聞くと本日は偵察です、との事。意外と噂で知られてるんですね。
鈴木さんは「こんな波のかぶる岩でボルトが不安だ」とナチプロで。

【山行報告】瑞浪フリー

日時:11月3日
メンバー:高橋、浅瀬
西高東低の時は太平洋岸へ行け!、は北陸の山屋さんの合言葉(?)。
という事で雑穀での岩トレは諦めて瑞浪へ行くことにする。
 
5:00に出発して高速でひとっ走り(東海北陸、東海環状と便利になりました)、9:00に到着。片道約240kmなり。
初めての瑞浪は「スラブとクラックのルートや」と言われた通りの岩場で、北陸には無いもの。
早速アップで取り付いた5.9のスラブで撃沈。「足を信じろ!」と言われても信じられません。「結晶に乗る」と言ってた意味が分かりました。
「新人クラック」で割れ目にも挑戦。ハンドジャムでぶら下がるのはいいけど、文字通り「手も足もでない」。
とまあ何本かトップロープ等で楽しませてもらいました。
 
瑞浪は、車からのアプローチも近く、ロケーションも広く、短め易しめルートもあり、日帰りも可能、となかなか楽しめそうです。
これからの合言葉は、西高東低の時は瑞浪へ行け!ですな。
 

 

2010年10月19日火曜日

観月コンパ兼新人歓迎会

日時:10月16日(土)
三宅です。
観月コンパ兼新人歓迎会が昨日ありました。
週末開催のためか、新人さんの顔見たさかわかりませんが、東京 大阪からも来てくれて賑やかな飲み会となりました。
参加者:横田、村中、崎田、村上、鈴木、上里、浅瀬、高橋、下村、三宅、そして主役の中村さん(若くて、クライミングも上手なよう)です。
しかし会費が4700円だったのに誰からも異論が出ないとは、めっこもリッチになったものです。

2010年10月6日水曜日

【清掃登山報告】赤兎山

日時:2010年10月3日(日)
参加者:めっこ山岳会3名(村中、高橋、浅瀬)、一般4名(女性4名)




朝、集合場所に集まったメンバー。
「この天気予報で登山をするとは思いませんでした」
上空には雲がかかり、風も強い。いやー、イケるかと思ったんですよね。

ということで、当初、白峰側からクリーン登山を行う予定を、天候の悪化が予想されるためルートを小原集落からに変更。おかげで300円/人の通行料を徴収される。

赤兎山 登山口

8時に登山口より歩き始め、ゴミを拾いながら歩く。ゴミは少なめ、近年の登山者のモラルは高めですね。
それでも目立つのは、タバコのフィルター。ちょこちょこと休憩場所とおぼしき場所に目を凝らす。
一般の、山の経験者・未経験者も交え、ペースを落とし気味に歩く。
「山岳会の方はパパパッーと歩くかと思って、緊張して来ました」
イエイエ、今日はゆっくりと歩きますよ。
稜線はガスガス

途中で雨がポツリと来たため、カッパを来て、頂上へ。
山の展望や秋色に染まる木々なども楽しめるはずの稜線も、あいにくの天候のため、強風とガスで立ち止まることもままならない。
赤兎山頂上、皆さんお疲れ様です

それでもガスに煙る池塘も乙なものです。
そして避難小屋で休憩し、温かいものをお腹に入れて一休みなどする。
12:40下山。

ゴミは、空き缶1コ、飴の包装の切れ端無数、タバコのフィルター無数、プラゴミ、鈴2個、ティッシュ、サンダル片方、など約1kgを皆で拾いました。

2010年9月30日木曜日

クリーン登山

この度、クリーン登山を行ないます。
○日時:10月3日(日)
○山域:赤兎山
○計画:白峰側から登ります

赤兎山



また、石川県勤労者山岳連盟の他会のクリーン登山はコチラ
http://ishikawakenren.blogspot.com/2010/08/blog-post.html

一般募集も行っておりますので、もし興味のある方はご連絡下さい。

2010年9月12日日曜日

【山行報告】越前甲八反滝谷

日時:9月11日(土)
メンバー:鮎川×2、浅瀬
4:30 鮎川邸にて2名をピックアップし、谷峠を越えて勝山へ向かう。
6:30 林道の八反滝を見上げる地点で車を停める。
6:44 林道から見上げる八反滝谷

6:45 八反滝谷入渓。『越の谷』の記録では八反滝谷まで道があるようだが、藪に覆われて不明なため、沢筋から堰堤を越えて、
7:20 八反滝に到着。30mの滝はみるからにヌメヌメしてて難しそうだ。鮎川さんリードで登るが、1箇所嫌らしいマントルもあって手こずる。
7:20 八反滝谷を見上げる
8:31 八反滝谷核心部。ヌメヌメのマントルは怖かった。

9:50 八反滝谷を越える。フォローでも怖かった。
その後二股を右本流へ行くと、6m、10m2段、斜8mと滝が出てくる。
11:26 岩盤が発達した谷

スラブ状の二股を越えた所で小さな噴水に出くわす。「噴泉塔みたい」とヒロエさんは言うが、飲んでみると沢水よりも冷たく土っぽい味がした。なんにしても珍しいもんですな。
11:20 噴水に手をかざす。水は非常に冷たかった

その後一旦谷は開け、流水に沿って行くが、もっと右手を行くんでは?と少し迷う。が、流水を忠実に辿って正解。
12:08 ふたたび谷が迫り、ハング滝に。上空が被った岩から水しぶきが宙を舞って落ちる。ウーン、みるからに厳しそうだ。記録でもかなり手こずってる様子だ。
12:45 ハング滝 下段は右手から中断のバンドに上がって左へ。核心部は草付きから浅いルンゼを直上

下段はヌメヌメして難しそうなので、右から巻くようにしてザイルを延ばし、ハング下でピッチを切る。
ハングの核心は、フラットソールに履き替えて、鮎川さんリードで。このフラットソールが利き、見た目より快適に左手の草付きからルンゼへと越える事ができた。フラットソール様様です。
懸垂で流芯に降りて、10m、10mの滝が続き、あとはドンドン標高を稼ぎ上がる。流水が上まで続き、この山の懐深さを想像する。上部は北陸のネマガリダケと格闘し、
16:47 登山道へ。鮎川×2は越前甲山頂をピストン。
17:20 下山開始。今日もヘッテンか?登山道から林道に降り立ち、暗闇迫る中、
18:58 ヘッテンを出すこと無く真っ暗な中、車に帰着。「ギリセーフや」と鮎川さんはちょっと嬉しそう。
あとは温泉『水芭蕉』(19:00以降は400円)で疲れを癒し、勝山の8番らーめんで腹を満たし、眠い目を擦りながらヘトヘトで帰沢。

2010年9月5日日曜日

【山行報告】加賀 大杉谷川本流

日時:9月5日(日)
メンバー:下村、浅瀬

残暑どころか盛夏真っ盛りの9月、これは沢でひと泳ぎせねば。と「さわわらし」バックナンバーを繰ると、『さわわらさし 其の六』の『大杉谷川』の記録に『隠れた名渓』の文句、これは興味がそそられます。が、唯一の心配は、この盛夏の渇水で、沢の水量がどうなっているのか?もしかして延々の河原歩きも・・・
そんなに難しくなさそうな泳ぎの沢、ということで、F島を誘うと『友達の用事で』、O阪に連絡すると『大事な試験前ですねん』、T橋は『嫁さんと山へ』、新人さんは『用事で』、とまるで当たりなし。唯一下村が釣れたので、ヨシとする。

朝5:00に浅瀬宅集合、大杉谷川を目指す。国道416は道幅も狭くて走りにくい上、道に迷いながら、なんとか取り付きの橋に到着。
7:50 沢は林道のすぐ脇、こんな所にゴルジュがあるのかね?との心配もよそに早々に淵が出てくる。
8:02 入渓早々に泳ぎの淵が。当然泳ぎまする。

 記録ではへつった淵も、喜んで水にドボン。気持ちイイーねー。という淵がポンポンでてきて、ジャバジャバ水遊び。岩苔の様子から、普段より15cm程水は少ないようで、『水流早い』と記載された箇所も、犬かきで問題無く進む。両岸たったゴルジュの底で水を掻きながら「楽しいねー」「気持ちいいですー」と2人ご満悦。
こんな暑い中、友達との打合せやら、試験勉強やら、稜線歩きやら、用事やらで大変ですなー。イヤー申し訳ないです、ジャバジャバ。
少々興醒めなのは、途中で林道の橋の下を潜ったり、両岸が植林帯で人の気配を感じる事ではあるが、泳ぎにも飽きてきた頃には、釜を擁した小滝や、小さなナメなども現れてくれてなかなか楽しませてくれる。
8:41 小ぶりながら味わいのある滝です


8:42 あえて泳ぎ突破。簡単、簡単

10:55 これはムリ。おとなしく巻きます、高巻きも簡単

11:00 あえて水流に突っ込みます、ガンバッ

この沢は、大滝こそないものの、ゴルジュの泳ぎ・ヘツリあり、小滝あり、ナメありと、新人君をだまくらかす、じゃなくて沢の魅力の端緒を知るにはいい沢ですな。
12:00には鈴ヶ岳~大日岳への登山口のある橋に到着し、この上は記録では『平凡』と書いてもあるので、打ち止めとする。
あとは林道を1時間歩いて車に帰るだけ。
途中で今年7月にこの林道を自転車走行中に沢に転落して亡くなられた、小松ブルーベルの中村さんへの供花を見つけ、手を合わせる。

かるーい泳ぎの沢を探して行ったが、結果大満足である。こんな林道脇にこんな隠れた名渓があるなんて!白山の沢の奥深さというか、白山には自分の知らない沢、知らない魅力ある谷が沢山あるのだ、と思わされたのであった。
記録は、『さわわらし 其の六』を参照

【山行報告】笈ヶ岳

笈ヶ岳にジライ谷から登ってきました。 日時:平成29年4月23日(日) 山域:笈ヶ岳 メンバー:T原、ほか1名 久しぶりの笈。 白山ホワイトロードのゲートはまだ開いていないと聞いたので、自転車を持ち込む。 中宮温泉ビジターセンターまで自転車で30分ほ...