MAMMUT PULSE Barryvoxを購入①

ビーコン購入の経緯


長年愛用してきた「アルペンビーコン AB1500」。
最近ではほとんど見ない、1本アンテナのアナログビーコンです。
この無骨な四角形をした国産ビーコンの大きなメリットは、『リチウム電池が使える』という1点。
北陸雪崩講習会でお世話になっている中山先生の意見を取り入れ、リチウム電池を使用する事で長時間発信が可能となっています。
その時間、なんと1500時間!
電池さえ新品であれば、62.5日、なんと2ヶ月もの発信が可能。
通常のアルカリ電池を使用するビーコンが、発信時間200時間程度であることを考えるといかに長時間であるか分かりますね。
さすがMADE IN JAPANです!

といっても熊の冬眠じゃあるまいし2ヶ月も雪の中で生存してる訳はなく。
『最悪、カラダだけでも捜してもらえるかな』といった理由です。
例えば2月に雪崩で埋まったとしても、4月にビーコン捜索して発見されるかも?
そんな事故事例を聞いた事はないのですが、あくまで可能性としてはありでしょう(設計思想としては間違いなくそれを狙ってると思います)。

との思いで長年アルペンビーコンを使用してきましたが、近年、3本アンテナのデジタルビーコンが一般化して来、発信は問題が無くとも、さすがに捜索時間ではテキメンに差が出ます。
「アルペンビーコンも慣れればデジタルと遜色ないよ」と強がってみても、全く歯がたたない。
山行のリーダーとして山に入るからには、「自分のカラダを捜してもらう」よりも、「早く仲間を捜し出す」方がよほど大事となり、
さらに北陸雪崩講習会の講師を仰せつかることになり、そうなると生徒が皆デジタルビーコンを持ってきているのに、講師が1本アンテナのアナログビーコンではそもそも教える内容が違ってきます。

と、そんなこんなの事情からビーコンの買い替えを真剣に考える事に。

浅瀬

「MAMMUT PULSE Barryvoxを購入②」へ続く)