【山行報告】白山系 シッタカ谷

日時:平成23年4月3日
メンバー:高橋、浅瀬
山域:白山 三方崩山 シッタカ谷


6:40 シッタカ谷の橋のたもとに車を停め、出発。
前日と思われるトレースに従い、右岸を上っていくと、すぐに林道と堰堤が。
最終堰堤を過ぎしばらくでスキーを脱いで左岸に渡る。

しばらくすると大きなデブリで谷の真ん中は埋まり、その左はじをシールで上っていく。

昨晩は冷えたのだろう、放射冷却でカリカリ斜面にシールを利かせながら登るが、なんともイヤラシイ。
高橋くんはクトー無しでドンドン高度を上げていくが、こちらはクトー装着でもコワゴワヘッピリゴシ。
体重差?登高技術?シール?

それならとスキーを脱いでアイゼンに履き替えてみると、「表面はカリッ、なかはフワフワ」の雪はゴボっゴボってろくに登れず息ばかり切れる。

9:16 ノドはデブリランド。早く通過してしまいたい

h=1600のノドもそのままアイゼンで上がる。
その上からは再びスキーを履き、稜線へ抜ける。

天気も良くて北アルプスの方もよく見渡せるね。
気温は低く風も冷たい。
これが新雪シーズンならパウダーを楽しめてありがたやーとウホウホ言ってるんだが、春スキーでは雪が緩んでくれずカリカリを温存。
11:01 h=1897 景色もいい、お日様もでてる、けど寒い・・・

それでも、「しばらく緩むのを待とうか」と寒さに震えてると、後続の単独スキーヤーが登ってきた。
「カリカリですねー。私は弓が洞右俣の方に行きます」とのこと。
上部から観る限りでは、デブリも無く、快適そう。そっちが多分正解なんだろう。

しばらく待つもあまりに寒いので、シールを剥がしてエントリーしましょうか。
上部は谷も広く、これが適度に緩んでくれると歓声ものの谷なんだろうが、なんせカリカリ。
カリカリカリカリ・・・・・と、下手っぴスキーヤーは命がけでターンをして滑っていく。
よくこんなとこコントロールして滑っていくもんだ、と高橋君の滑りを感心しながら眺める。
11:20 稜線直下の広い谷。何度も繰り返すけどカリカリなのだ

ノドの箇所は、カニさん歩きで時間を掛けて通過。

その下でしばし休息。
ふー
「山ん中にいるー」
というなんともいえない雰囲気に癒される・・・

この下はまだカリカリだが、まあなんとか大きくターンをしながらこなしていく。

車には13:00に帰着。

シッタカ谷は、デブリが無くて雪も緩んでくれれば、最高なんだろうなー。
 
斜度が無いように見えるがソコソコあります