2011年4月12日火曜日

【山行報告】白山 釈迦岳南西尾根

日時:平成23年4月10日
メンバー:単独
山域:白山 釈迦岳南西尾根

白峰周辺の地域研究のため「市ノ瀬」2.5万図を眺めると、どうしても気になるのが宮谷川。
宮谷川は下部は林道が使える上に滝マークも無く、釈迦岳に至る一番自然なルートに見える。
このルートが使えれば釈迦岳周辺の山スキーにもバリエーションが生まれるではないか?
しかし記録は見ない。
これは一度この目で見なければなりますまい!

6:20
緑の村ゲート前には既に車が数台停まっている。今日の白山は盛況だね。
自転車にまたがり白峰林道を漕ぎ、早々に百万貫の岩に到着。
林道脇に自転車をとめて、宮谷川林道へ
白峰林道の路肩に自転車を停め、橋(工事用?)から手取川を渡る。
思ったよりも立派な宮谷川林道にシールをきかせてドンドン歩く。

目指す釈迦岳方面
8:20
カナキ谷の分岐手前の最終堰堤を大きく上部から越えて、宮谷川に下りる。
すでにh=1000になるものの、谷はバックリあいて轟々と水が流れる。
ムム、事前の想定ではこのあたりから埋まってると思ってたんだが・・・
最終堰堤を振り返る
カナキ谷は小さなスノーブリッジで渡る。
右岸をしばらく行くと通行困難な箇所にぶつかった為、ちょっと戻ってスノーブリッジで左岸へ。
ブナ木立の左岸をドンドン行くが谷は埋まってくれない。
お陰でちょっとした高巻きなどを強いられ時間もとられる。

h=1250のゴルジュマークは両岸共通行不可。
10:20
それではとスノーブリッジを渡り右岸の台地に上がってみると先が見渡すことができた。
「なんてこった・・・」
見渡すかぎり谷は埋まっておらず、所々スノーブリッジを掛けるものの谷はバックリと開いている。
宮谷川を望む。谷はバックリと開いたまま・・・


これでは宮谷川を詰めるのは絶望的だ。
「記録を見ないわけだ・・・」と納得。
納得はしたがじゃあこれからどうするかだ。
地形図を取り出しルートを検討する。
A案)引き返す
B案)この台地からナナコバ山へ登る
C案)釈迦岳南西尾根へ

現在地から考えうるルートはこの3つ。
A案、スゴスゴ引き返す?ツマラン、ヤダ
B案、敗退ルートとしてはマシ、しかし先週ナナコバ山に登ってるので興味が湧かない
C案、釈迦岳を目指すマイナールートとして俄然興味あり

という事でC案に決定!さあ急ごう

11:25
H=1340コルへはスキーで問題なく登る。
釈迦岳南西尾根に上がると御前峰から別山、砂防新道や観光新道、湯之谷などがよく見渡せる。
目を転じると、ナナコバ山~釈迦岳へとアップダウンした尾根。
足下には宮谷川の両岸に拡がる台地。



 白山の奥深さを一望に眺めながらいくとやがて気持のよいブナ木立の広尾根となり、リズミカルにシールを効かせて登っていく。
そして山頂下は緩やかな無木立斜面に。

まるでツアーコースだ。

13:40
釈迦岳到着。
「ヤッター!」と拳をあげひとり歓声を上げる。
マイナールートから釈迦岳の山頂を踏めだ事が無性にウレシイ。
このルートの記録あるのかは知らない。しかしこのルートから釈迦岳を踏んだ人はきっと居るはず。それは山屋か、猟師だったのか、修行僧もいたかもしれない。
悠久の時の中でここにこうしてトレースを刻めた事が誇らしく思える。
釈迦岳山頂。「ヤッター!」


時間も押してきてる、早く帰らなければ。
釈迦岳手前の小ピークまでアップダウンをシールのままで戻り、ここで準備をする。

14:15
さあ滑りますよー。
緩く広い斜面に大きくターンを刻みながらドンドン滑り降りていく。
ひゃー気持ちいいーーー♪

h=1693の登り返しは左手をトラバース。

14:40
あっという間にh=1340のコルに帰着。

ここから登った谷ルートを滑るのでなく、尾根をもうしばらく行き、h=1350のコルから谷へと滑る事にする。その方が帰りの林道へは早い筈。
下山の谷を見下ろす
15:34
谷は特に問題なく、宮谷川に下り立つ。
谷を見上げる。
釈迦岳南西尾根へはこの谷から取り付く方がベストだと思うが、スキーで登るにはちと急かな?

朝方のスノーブリッジで宮谷川とカナキ谷を渡り、
カナキ谷のスノーブリッジ。上部から高巻きで渡れると思う。
 最終堰堤は高巻きを嫌がって堰堤横を越えをしようとしたが、雪が繋がっておらずブッシュを漕ぐはめに。

16:05
後は林道を滑り下るだけ。
あれ?、自分以外のスキートレースがある??
どうやら宮谷川林道からナナコバ山へ向かった単独行者がいるらしい。
ここにもマイナールートハンターがいたかと嬉しくなる。

白峰林道に無事に滑り帰り、後は自転車を漕いで、
17:15ゲートに到着。
フー疲れました。
けど大満足です。

宮谷川は水量豊富な事と、南西面にあたるため雪解けが早いのでしょう。
まともにスキーで詰めるのは不可能かと。
釈迦岳南西尾根は気持の良い尾根でオススメしたいルートだが、どこの谷か尾根を詰めるかが核心。