慰霊碑

白萩川林道を歩くと、たくさんの「慰霊碑」「レリーフ」が目にとまります。
小窓尾根や早月尾根、立山川などで遭難された方々
遭難した子、友人の無事を祈りながらも、生還した姿に再びまみえる事がかなわなかった時、
かの人の生きた証を残したい、小さくともその足跡をそこに刻みたい、との悲しい思いがレリーフとして残されるのでしょう。

多くは戦前のもので、
10代から20代と若く、
今はもう訪れる人も絶えたと思われるレリーフも、
缶ジュースと線香が供えられたレリーフもあります。

山でこのようなレリーフに出会うたび、かの人はどんな人生を歩んだのか、想像を巡らせ、静かにひとり手を合わせるのです。