【山行報告】北ア 八方尾根~唐松岳

日時:平成24年5月19~20日
山域:北ア 八方尾根~唐松岳
メンバー:浅瀬、中村

ドピーカンの空の下、八方尾根に行って来ました。

5月19日 晴れ
「あっ…」
「どうしたんですか?」
 八方尾根ゴンドラに乗るために駐車場でパッキング中にとんでも無いことに気付いた。

「ゴメン...、テントのポール忘れたみたい…」
「え、」
空は大晴天。ここで山行とりやめ?まさか

考えうるここでの選択肢は、
A案)ツェルト泊
B案)日帰り×2回

しばし逡巡後・・・
よし、ツェルト泊にしよう!!大丈夫、予報では天気はもつよ、きっと!
駐車場にてテントのポールを忘れた事に気付く


9:30、八方尾根ゴンドラトップには観光客やらハイカーやら山スキーヤーなど人が多い。
さすが八方。


登山道を歩き始め、第3ケルンのあたりで雪が繋がってきたため、ここでアイゼンを装着しよう。
しかし中村さんに貸したアイゼンが靴に合わず、バンドをギリリとキツめに締めあげる。ルート上には際どい箇所も無いし大丈夫でしょう。
無風快晴の空の下、白馬岳から不帰や、五竜遠見尾根などよく見渡せる。
ウー、きもちいいー。
景色を楽しみ、なだらかな八方尾根をゆっくりと高度を上げていく。

13:30、唐松岳山荘に到着。
計画ではここから五竜方面に向かおうかと思っていたが、時間と体力とアイゼンの心配もあってここでツェルトをはる事にする。
では、荷物を置いて唐松岳山頂へ向かいます。
唐松岳山頂からは劔岳~立山がよく見える。
「あれ槍ですよね」
見ると、ずっと遠くには黒いトンガリが。





テン場にツェルトを張る。
1~2人用ツェルトなのでちょっと狭い気もするが、なんとかなるでしょう。
まだ時間は早いがする事がないので水づくり。
ポカポカお日様の下でビールをグビッ。くぅー、幸せだねー。
ツェルトを張って水づくり。お日様はポカポカ、お昼寝タイムです。


などとしてる間に日が沈み、周りにもテントが増えてきた。
さすがに日が落ちるとグッと冷え込む。
中村さんお得意のスイトン鍋を食べて暖まりましょう。


5月20日 曇りのち晴れ
朝4:00起床。うーさむいー。
ツェルトは狭いし、結露した水滴が顔に落ちてくるわでチョ~不快!
まあ夜は天気が荒れなかったので、そこそこ寝れました、寒かったけど。。。
 
ツェルトを片しパッキング。
当初、五竜方面への稜線散歩も検討していたが、どうしてもアイゼンの不安が拭い切れない。
「早いけど下山しようか」
と、タッタカと下ります。

お昼前には外界に立つとすっかり初夏の陽気。あつー


下山後
「まぁ、中村さんの『ツェルト泊』希望が叶えられたので良かったね」
「えー、そんなの言ってないです、捏造ですよー」
「前に、『ツェルト泊ってどんなんですか?』って言ってたやん」
「それは言いましたけど・・・」
「そやろ?、新しい経験も積めたしね、だからヨシとしよう!」
「(なんだか言いまるめられた気がする…)」

皆さん、忘れ物に注意しましょう!

報告:浅瀬