【山行報告】笠ヶ岳ヒロサコ尾根(中退)

日時:2013年12月29日-31日
山域:北ア 笠ヶ岳ヒロサコ尾根
メンバー:Y田、S田、A瀬、U島、F島、K村、H三

正月合宿は総勢7名の大パーティー。
しかしメンバーの都合で日程が2泊3日しかとれない、どこに行こうか?
新人さんのトレーニングも兼ねて、トレースが期待できないラッセル山行をと笠ヶ岳ヒロサコ尾根にする。
日程的に厳しいので中退は覚悟の上、と思ってましたが、腰ラッセルに行程は進まず、クリヤの頭手前で引き返すことに。

12月29日 晴のち小雪
金沢の出発はアクシデントで遅れ、槍見Pの到着は7:20。
7:50 槍見P出発。
登山道沿いに進むが、しばらくでワカンを装着するほどの雪に。これは思った以上に雪が多い。
左手に聳え立つ錫杖の前衛壁を仰ぎ見ながら、赤布を探して交代でラッセル。ついにはザックを降ろし空身ラッセルで道を開く。
クリヤ谷からヒロサコ尾根h1814を目指して登る。
予定より手前だが時間が遅くなってきたため、平坦部をならす。
テント(エスパースジャンボ+2-3人用テント)を張り、ジャンボに集まってMSRストーブ×2を使って水作りをするとテントの中は暑いくらいであった。
皆ザックから豪華なオツマミを取り出して、宴会。
7:52 槍見駐車場 久しぶりの大ザックが重いです

9:09 登山道を行きます

12:34 目の前には錫杖。素晴らしい景観!
ジャンボの中でまったり水づくり。MSR×2は暑いです

12月30日
曇のち小雪
6:40 日帰り装備を持って出発。
やはり雪が多くすぐに空身ラッセルとなる。
アップダウンを過ぎ、急登を若者パワーでこなすと、右手から急峻な尾根が合流してくるのが見えてき、岩場にでる。
ルンゼをワカンのまま取り付くが、結構急でイヤな感じ。
上部で残置ヒモが現れもう少しで越えられそうであったが、ここで帰路を考えてタイムアップとする(14:30)。
ワカンでコケながらテントに帰る。
6:52 今日もラッセルです

空身ラッセルを交代で進みます。幸い雪は軽い

10:57 雲間から陽がさし、槍穂が垣間見えました

13:52 クリヤの頭手前の岸壁


12月31日 曇り
7:30 テントを撤収し帰路につく。
雪に覆われたトレースを辿り、帰りは早い早い。