【山行報告】白山釈迦岳南西尾根

日時:2017年4月15日
山域:白山 釈迦岳(H=2053)
メンバー:A瀬、(K村)



白山釈迦岳の南西尾根に過去2回チャレンジしてきた。
 2011年4月10日
 2013年3月30日
しかしアプローチの宮谷川林道が長いのと、スノーブリッジを渡る所がイマイチすっきり感が無い。
と思っていた所、昨年、西高山に登った際に対岸の東高山の上部へと伸びる林道らしきラインが確認できた。
しかし地形図には記載が無いぞ?
Googleマップの航空写真を調べると道が映ってる!
どこまで伸びているのは不明ながら、うまく東高山まで上がれれば、キレイな白山釈迦岳へのルートが出来るではないか!
とワクワクしながら計画を立て、新人(候補)のK村さんが「ちょうど白山に行こうと思っていたんです」とご一緒することに。

4月15日
2:30 白峰緑の村ゲート前に集合。
天気予報は悪い、空を見ると月が雲で隠れている。。。
「天気を見ながら判断しましょう」と決行する事にします。
(最近仕事が忙しくて山に行く日が取れなく貴重な山行日なのです。)
自転車にまたがり市ノ瀬の少し手前へ。雪はビックリするぐらい少ない。雪解けが急速に進んでいます。
自転車をデポし、手取川に降りる作業道を使って下りて橋を渡ります。

手取川を渡る作業橋が冬季も落とされていない事は確認済み。
対岸の林道を上がっていきます。
途中の分岐は右は間違い。引き返して左へ。
どこまで林道が続いているのか?と雪に埋もれた林道を探しながら進みます。

結局、西へ西へと進みH=1000付近で林道は行き止まり。
ここから尾根に乗って東高山を目指すが、尾根が藪がひどく難儀させられる。


途中から谷に降りて谷筋から東高山へ。


ここからは雪は繋がってくれるが、天候はいよいよ悪く雨が降り出す。
「どうします?」と相談すると、
「いや、体力トレーニングと割り切って行きましょう!」と心強い答え。

細尾根のアップダウンを過ぎると快適な広尾根。
この尾根、好きなんですが、天候が悪くてテンションが上がらない。
K村さんは元気にガシガシ行くが、私はバテ気味で遅れがちに。



雨の中に雷が光り、雷音も聞こえ始める。
「ヤバイ」
白山釈迦岳はもう目の前だが、雷様には勝てません。
と撤退する事にします。
計画では同ルートの下降でしたらが、丸岡谷の支沢へ行くことにします。
シールを剥いで滑りますが、ガスガスで滑りにくい。
丸岡谷に合流し、しばらくで谷割れも見えてきたので釈迦新道に合流。
GPSを使ってうまく林道に降り立つ。




あとは帰るだけだー、と思ったら林道の橋が斜面の崩落で落ちてるではないか!
しかも斜面トラバースのルートにも、今も目の前に落石があって、イヤラシイ。
K村さんの提案で、堰堤の水流を渡って林道に登りあげる事にします。
兼用靴でバチャバチャ渡ります。当然インナーもビショ濡れです。
あとは林道を滑って市ノ瀬に帰着。
自転車デポ地まで歩き、雨の中自転車をかっ飛ばして緑の村に帰着。
ふ~、疲れた~。。。


斜面が崩落してます。目の前にも石がゴロゴロ
堰堤を渡渉することにします

ジャバジャバと渡渉。インナーもビショ濡れですがもうすぐで外界ですから。

白山釈迦岳の林道は雪解けが早く、行くならもう2週間は早くないと使えないという事が分かりました。
なかなか難しいですなー。