【山行報告】白山チブリ尾根(中退)

日時:2017年12月30日~2018年1月1日
山域:白山 チブリ尾根
メンバー:S田、K、A瀬、チャムラン:K市、N毛、フウロ:I垣、他:H多

石川県の山岳会ならば正月に白山を目指さねば!との掛け声で集まった7名で白山を目指すも、悪天であえなく敗退してきました。

12月30日
白峰の某所に車を駐車させていただき、緑の村ゲートからワカンラッセルスタート。
前日に入ったと思われるスキートレース(2組)とワカントレース(単独♀)があるため、ラッセルも少しはマシ。
長い長い林道を交代でラッセルし、白峰に到着。天気は良く、白山が白く輝く。
トレースを外れて猿壁に到着し、ここでテントを張る。ここなら水が取れ、快適な一夜を過ごす。

12月31日
天 気は下り坂だが、一縷の望みを掛けてチブリ尾根へ踏み出す。
昨日つけておいたトレースのお陰で尾根上までは楽ちん。
その後は空身ラッセルを回しながらズンズン進んでいく。
細い稜線には雪庇も出ているが問題ない。
「夏道ならココはあの辺り」と想像しながら歩くのも楽しい。
ホワイトアウトで迷いそうな尾根に赤旗を立てながら進み、最後はGPSで探ってチブリ小屋へ。
フ~。一息付きましたね。
この上はさらなる悪天と、明日以降は天気は下り坂。
別山の頂上は無理、と判断し、トレースが残る内に下山する事に決定。
下りでは少し迷い、やはりGPSのお陰で無事にトレースに乗り、さっさと下山。
昨日のテン場に再びテントを張る。
(これなら軽量で攻めれば良かっ たかな、と反省…。しかし全装ラッセルもイイね。)
夜は湿り雪に悩まされながら、皆ドンドン出て来るお酒とオツマミで夜も更けていく。

1月1日
ゆっくりと起床。
外界の天気は曇りと雪。上空はガスがかかり、一瞬青空も見えたが、
「イヤイヤ、そんな筈はない。チブリ小屋周辺は暴風雪だよ」
と後ろ髪を引かれながら、来年こそは砂防新道から白山に行こう!と話しながら下山。

あとは正月1日から営業してくれていた「展望の湯」に感謝し、金沢に帰る。

12/30 6:31 白峰のゲートを出発

8:59 交代でラッセル。スキートレースのお陰で少し楽。

11:18 天気は良く、白山がよく見えます。

11:39 市ノ瀬に到着です。

15:14 本日は猿壁堰堤の脇でテン泊とします。水がとれて楽ちん。

12/31 6:32 尾根上を空身ラッセルで回します。

7:21 ちょっと急な所もあります。

10:58 上部はホワイトアウト一歩手前。帰路を考えて旗を刺していきます。

11:30 チブリ避難小屋です。中で一休み。

18:05 そしてテント場に帰って、大宴会?です。