【山行報告】槍ヶ岳

あけましておめでうございますm(_ _)m
本年もよろしくお願いいたします!

日時:平成29年12月29〜31日
山域:槍ヶ岳
メンバー:T原、他4名

年末に二泊三日で、槍ヶ岳を目指してきました。メンバーは5名。
入山は新穂高温泉から。ルートは冬季定番の中崎尾根。

初日、新穂高からトレースがありラッキー。しかし、踏み跡は若干薄く、微妙に足を取られ、重荷に喘ぎ、時間が掛かってしまう。中崎尾根に乗りたかったが、槍平でストップ。しかし冬季小屋が使えた。槍平では水も取れ、トイレも使えて快適(^-^)食当が用意してくれた「とり野菜鍋」を囲み、明日への英気を養う。

二日目アタック日は好天に恵まれ快晴。しかし、中崎尾根までトレース無くラッセル確定!我々でラッセル開始。すぐにソロの若者が加わり、6人でラッセルを回す。気がつくと、後ろに20人程の列。先を急ぐ我々以外はヤル気まったく無し。仕方がないので、我々で道を切り開く。中崎尾根に乗るまで3時間…今回の登頂は諦めていた…それでも行くところまで行こう!と言う事になり、中崎尾根を歩く。途中でメンバー2名が敗退、引き返す。30代の若い2人と3名で山頂を目指す。歩いても歩いてもなかなか山頂が近づかない…稜線では強風に体を揺さぶられ、雪の礫が顔を叩き、引き返すタイミングを見計らっていたが、若い奴らに引っ張られ、気がつくと肩の小屋。すでにタイムリミットギリギリだったが、ここまで来たら、もちろん登頂でしょう!と山頂へ。穂先は雪も少なく、難なく登頂。山頂を踏むと思わずガッツポーズ。続く二名も同様に自然とガッツポーズ!皆余程シンドかったようだ。ガッチリ握手をして、写真を撮って下山。先を急ぐ。下りは登りで感じた疲れも感じず進む事ができた。中崎尾根から槍平に降りる頃には暗くなり、ヘッデンを点ける。冬季小屋に着き、留守のメンバーに登頂報告。共に喜びを分かち合う。この夜も鍋を囲み談笑。気分が良い。

最終日は下山のみ。寝坊を決め込み、遅めに出発。それでも午前中に新穂高へ下山。重荷に耐えた体を温泉でいたわった。

三日間のうち真ん中のアタック日に、好天が巡って来た幸運もあるが、それをモノに出来たメンバーの体力と根性に感謝したい。