【山行報告】奥穂高岳・南稜

この土日に奥穂へ南稜から登ってきました。

日時:平成30年5月12日(土)・13日(日)
山域:奥穂高岳(岳沢~南稜~山頂~涸沢カール~上高地)
メンバー:H多、T原、I垣(フウロ)

当初は南白山の山行を予定。しかし日曜は雨予報。別山から南白山への稜線は雪が無く藪コギ必至、との情報からサブプランとしていた奥穂南稜としました。
事前の天気予報で土曜は晴れ、日曜は雨。何日か前からこの予報は変わらず。土曜も雨なら中止にするのに。。。

登攀日の土曜は予報通り快晴の山日和。
沢渡BT始発バスに乗り、上高地に着く。カッパ橋から見る山は雪がまばら。南稜は藪コギかも。。。
岳沢小屋まで歩き、休憩がてらハーネスとアイゼンを装着。
南稜取付でトリコニーを見上げ、メンバーに1峰と2峰を登る事を説明。
ルートはやはり雪が少なく、雪質もグサグサで悪い。岩も露出しており藪コギもこの季節にしては多かったのではないかと思う。

何度かロープを出したので、ペースも少し遅くなってしまった。
長野で地震があったよう。そしてヘリが前穂や明神の上を飛ぶ。
なにが起こっているのか。。。それでも進むしかないので先を急ぐ。
一峰の頂上の乗越しが一番ヒヤっとしたが、何とか突破。ここで時間的に押している事を確信する。
二峰を越え、南稜の頭へ続く雪稜を息を切らして登り、18時少し前に稜線に出た。とりあえずは安全圏でホッとする。奥穂山頂で、無事の登頂を喜び、祠にお礼を言い、白出のコルへ向かう。しかしこの下りも甘くなく、とうとうヘッデンを灯して、穂高小屋へ19時過ぎに到着。

風が強く、テントを設営するのも大変。夜中じゅうフライがバタバタして、みな寝不足気味。
翌朝早めに行動開始、雨が降る前にテントを撤収し出発。涸沢カールに降りる。そこから横尾に着く前に雨が降り始め、上高地に着くまで止むことは無かった。当然ビショ濡れ。
12時台のバスに乗り、沢渡近くの温泉で温まり、蕎麦を食べて帰宅した。